古楽の楽しみ おぼえがき6月20日放送

大分では今日は梅雨と台風の合間の晴れでした。
雲が流れる空にオルガンの音色はよく合います。


6月20日(水)
午前6時00分~6時55分
古楽の楽しみ  -ドイツ・バロックのオルガン音楽-(3)

礒山雅
- ドイツ・バロックのオルガン音楽 -(3)

「コラール前奏曲“キリエ、永遠の父なる神よ”」
パッヘルベル作曲
(2分54秒)
(オルガン)椎名雄一郎
<ALM RECORDS ALCD-1122>

「フーガ ロ短調」 パッヘルベル作曲
(2分42秒)
(オルガン)椎名雄一郎
<ALM RECORDS ALCD-1122>

「コラール前奏曲“バビロン川のほとりで”」 パッヘルベル作曲
(4分58秒)
(オルガン)椎名雄一郎
<ALM RECORDS ALCD-1122>
パッヘルベルって「カノン」の人ですよね。っていうかそれしか思い浮かばないです。オルガン曲とか宗教曲のイメージはなかったのですが、この三曲はすごく良かったです。バビロン川のほとりでというのは聖書の中の詩篇にありますが、光景が思い浮かぶようでした。聖書やキリスト教を知っていると曲のイメージが湧きやすくていいですね。


「トッカータ ト長調」 ラインケン作曲
(7分58秒)
(オルガン)椎名雄一郎
<ALM RECORDS ALCD-1114>

「フーガ ト短調」 ラインケン作曲
(4分17秒)
(オルガン)グスタフ・レオンハルト
<SONY CLASSICAL SRCR 9340>

オルガンの音色や奏法の多彩さが存分に味わえました。フーガの方の同じ音を連続ヒットするところなんか、あまり他のオルガン曲で聴いた覚えの無いフレーズでちょっとロックポクもありかっこよかったです。
そう言えば、トッカータとフーガってどういう意味なのか、きちんと把握していなかったのでお勉強しておきます。
トッカータ…トッカータ(伊 toccata)とは、主に鍵盤楽器による、速い走句(パッセージ)や細かな音形の変化などを伴った即興的な楽曲で、技巧的な表現が特徴。toccataは動詞toccare(触れる)に由来しており、オルガンやチェンバロの調子、調律を見るための試し弾きといった意味が由来である。
フーガ…フーガ(伊: fuga、遁走曲)は対位法を主体とした楽曲形式のひとつである。
ふむふむ。フーガの方はかなり奥が深いみたいなので、深入りするのはやめておきます。もう少しゆっくり勉強してみたいと思います。

「マニフィカトによる3つの変奏曲」
デルフィン・シュトルンク作曲
(9分50秒)
(オルガン)グスタフ・レオンハルト
<SONY CLASSICAL SRCR 9340>
これは荘厳でした。もともとマニフィカトは「我が心主を崇め」という礼拝の思い。それが曲に現れていると思います。

「オルガン曲集 第1巻から“グラン・ジューによる奉献唱”」
グリニー作曲
(6分56秒)
(オルガン)アンドレ・イゾアール
<ワーナー WPCC-5706~7>
歴史的なオルガンを用いての演奏だそうです。そう言われると音から歴史を感じたような気がします。でも音色は、そんなにクリアではなくて、独特の空気感がありました。奉献唱ってミサ曲で、聖餐式の前に歌う曲なんだそうで、カトリックの礼典はきっちりできてるなあと感心します。私はプロテスタントの牧師なので、錬られた礼典には少なからずあこがれがあります。

「幻想曲 ト長調 BWV572」 バッハ作曲
(8分11秒)
(オルガン)ハラルト・フォーゲル
<BMG BVCD-48>
バッハがリスペクトしていた作曲家の作品を聴いて、最後にバッハの作品を聴くという構成でなのですが、本当に良くできています。最後にこれ聴くと、何だかものすごく納得した気分になります。重いと言えば重いかもしれないけれど、最後まで聴き通すことができました。


二日間聴いて、オルガンにだいぶ免疫がついてきました。音色の好き嫌いということはあるのですが、宗教曲か器楽曲かという部分でも自分の聴き方に違いがあるのも分かりました。音楽を聴くことで、自分自身を発見するのだなあと思います。
 明日も良い音楽に出会えますように。

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