古楽の楽しみ おぼえがき8月30日放送

8月30日(木)
午前6時00分~6時55分
古楽の楽しみ  -パレ・ロワイヤルと音楽-(4)

関根敏子
- パレ・ロワイヤルと音楽 -(4)

パレ・ロワイヤルと音楽も最終回です。自分の屋敷にホールがあって、いい演奏会が次々にあるなんていいなあと思いました。今日はオルレアン公フィリップに関連のある音楽です。オルレアン公は自分でも楽器を演奏したり作曲したりする人だったみたいですね。イタリアの音楽家を積極的に登用したというのも自分が音楽をやるからなのかなあと思いました。

「ソナタ“エラクリートとデモクリート”」
フランソア・デュヴァル作曲
(6分32秒)
(演奏)アンサンブル・リュネジアン
<ALPHA 111>
エラクリートとデモクリートは哲学者の名前なのだそうです。次の曲にも採用されているところを見ると流行っていたのかなあ。曲自体は普通に聴きやすいソナタでしたが、四楽章仕立てはイタリア形式なんだそうです。勉強に鳴ります。

「カンタータ“エラクリートとデモクリート”から 抜粋」
ジャン・バティスト・ステュック作曲
(13分15秒)
(テノール)ジャン・フランソア・ノヴェリ
(バリトン)アルノー・マルゾラーティ
(演奏)アンサンブル・リュネジアン
<ALPHA 111>
カンタータです。やっぱり歌があるといいですね。楽器の編成は分からないのですが、背後に時々聞こえるリュート的な音色がとてもいい味を出していました。

「歌劇“メデ”から 抜粋」
マルカントアーヌ・シャルパンティエ作曲
(12分32秒)
メデ…(ソプラノ)ロレイン・ハント
ジャゾン…(テノール)マーク・パドモア
(演奏)レザール・フロリサン
(指揮)ウィリアム・クリスティ
<ERATO 4509-96558-2>
シャルパンティエと言えば、アンリをどうしても思い浮かべてしまう食いしん坊です。シャルパンティエは若い頃イタリアに留学していて、イタリアっぽい曲を作りました。またフィリップに音楽を教えたりしたそうです。メデはリュリから続く音楽悲劇。曲全体に悲劇的な感じがしますし、リコーダーか何か、木管楽器の音色がとてもいいですね。

「歌劇“タンクレード”から 序曲とプロローグ」 カンプラ作曲
(11分23秒)
平和の女神…(ソプラノ)コレット・アリオ・リュガズ
(合唱)ザ・シックスティーン
(演奏)王室大厩舎・王宮付楽団
(指揮)ジャン・クロード・マルゴアール
<MUSIFRANCE 245 001-2>
カンプラはノートルダム大聖堂の楽長を努めている間に、踊りが中心のオペラバレエを偽名で発表したとのこと。やっぱり宗教者がバレエはまずかったのでしょうか。バレエは大人気になるそうです。やっぱり人間は踊る生き物かもしれませんね。

さて、今週はパレ・ロワイヤルの音楽を聴きましたが、フランス独自のものと言うよりも、まだまだイタリアの影響が強い時代だったんだなあと思いました。

明日も良い音楽に出会えますように。

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