古楽の楽しみ おぼえがき9月17日放送

9月17日(月)
午前6時00分~6時55分
古楽の楽しみ  -ウィーンの音楽 その1-(1)

今谷和徳
- ウィーンの音楽 その1 -(1)

今週は15世紀から17世紀のウィーンの音楽です。ハプスブルク家のマクシミリアン一世の時代からウィーンでは音楽が盛んになったそうです。

「サルヴェ・レジナ」 ホフハイマー作曲
(7分43秒)
(オルガン)インゴ・ブレデンバッハ
(合唱)アンサンブル・ホーフカペレ
(指揮)ミヒャエル・プロクター
<CHRISTOPHORUS CHR 77217>
オルガンと合唱が交互に組み合わされて、とても宗教的な雰囲気の曲でした。オルガンの音色も私の好きな木管系のぽっくりした音。朝から心が静かになります。

イザークはフランドル出身の音楽家で、フィレンツェで活躍し、その後、マクシミリアン一世の宮廷音楽家となり、ウイーンとフィレンツェを行き来しながら、作品を書き続けたそうです。

「いとそうめいなる乙女」 イザーク作曲
(12分10秒)
(合唱、演奏)アンサンブル・ホーフカペレ
(指揮)ミヒャエル・プロクター
<CHRISTOPHORUS CHR 77217>

「よみがえりたまいしキリストは」 イザーク作曲
(1分36秒)
(演奏)アンサンブル・ホーフカペレ
(指揮)ミヒャエル・プロクター
<CHRISTOPHORUS CHR 77217>
こういう無伴奏曲は文句なしに良いですね。心洗われます。

マクシミリアン一世の跡を継いだカール五世のされに後を継いで皇帝になったフェルビナントのもとで宮廷楽長を努めたブルックの作品です。
「さあ、みんなで飲もう」 ブルック作曲
(2分32秒)
(合唱)クレンデ・コンソート
(合唱、演奏)カペラ・サンクティ・ミカエリス
(指揮)エリク・ファン・ネーフェル
<EUFODA 1164>
管楽器と合唱の組み合わせが面白いです。曲自体は素朴で分かりやすい雰囲気に満ちあふれていて、まさに「さあ、みんなで飲もうと」いうタイトルにぴったりでした。途中語りのようなものが入ってくるのも楽しいです。

「よみがえりたまいしキリストは」 ブルック作曲
(2分36秒)
(合唱)クレンデ・コンソート
(合唱、演奏)カペラ・サンクティ・ミカエリス
(指揮)エリク・ファン・ネーフェル
<EUFODA 1164>
こちらも同じブルックの曲ですが、先ほどとはうってかわって教会的な宗教の雰囲気にあふれています。金管楽器の音も聞こえますが、ぐっと押さえてあって曲の雰囲気になじんでいました。


次の皇帝はマクシミリアン二世です。その時代の宮廷楽長はフランドル出身のヴァートでした。
「おお、何と誉れある王国」 ヴァート作曲
(4分20秒)
(合唱)クレンデ・コンソート
(合唱、演奏)カペラ・サンクティ・ミカエリス
(指揮)エリク・ファン・ネーフェル
<EUFODA 1164>

「サルヴェ・レジナ」 ヴァート作曲
(6分46秒)
(合唱)クレンデ・コンソート
(合唱、演奏)カペラ・サンクティ・ミカエリス
(指揮)エリク・ファン・ネーフェル
<EUFODA 1164>
時代は上がりますが、まだこの宗教的な雰囲気や、合唱の良い雰囲気は変わりません。宮仕えの音楽家は宮廷の要望に従って作曲や演奏をしただろうと思いますが、やはり世俗曲より宗教曲の方がいいなあと思います。

ヴァートの後を継いで楽長になったのがフランドル出身のモンテでした。イタリア語のマドリガーレです。
「私の目は涙にあふれ」 モンテ作曲
(2分25秒)
(合唱)クレンデ・コンソート
(合唱、演奏)カペラ・サンクティ・ミカエリス
(指揮)エリク・ファン・ネーフェル
<EUFODA 1164>


「私は行く、誠実な友よ」 モンテ作曲
(2分16秒)
(合唱)クレンデ・コンソート
(合唱、演奏)カペラ・サンクティ・ミカエリス
(指揮)エリク・ファン・ネーフェル
<EUFODA 1164>

マドリガーレはいいですね。リュートの音が後ろで聞こえるのがとてもよくあっていて素晴らしいです。

「カンツォーナ」 ルイトン作曲
(2分02秒)
(器楽)カペラ・サンクティ・ミカエリス
<EUFODA 1164>
最後に短いオルガンの曲。いいデザートでした。

ウィーンにはちょっと身構える気持ちもあったのですが、古楽の世界ではそんなに濃くもなく快適ですね。今週も楽しみです。

 明日も良い音楽に出会えますように。

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